杖での歩行

というわけで、杖借りて通院ラッシュが収まったので、母の命令により病院から直接スーパーあずさに乗って蓼科へ召還されました。
昨日も病院だったので疲れていたところ、荷造りとかあって更に疲れていたので、今日は自分を甘やかしてしまいました。
まず新宿まではグリーン車。新宿から病院まではタクシー。
病院から別の病院近くの薬局(昨日処方された薬受け取りに行ってきました。診察が遅れたので薬局がしまってしまったのですよ~)までもタクシー。さらに薬局から新宿までもタクシー。
それでも杖ついて歩くのはしんどい。
普通に歩くより疲れるよ…。しかも速度はまさに亀なみだし。
そして、もう一つ杖ついて亀のごとく歩いてると、周囲が怖い、と感じることに気が付きました。
脇を誰かが走ってったり、たくさんの人の雑踏の中とか、わざと引っ掛ける人なんか無いだろうけど、「ぶつかったらどうしよう…」とか思ったり、とにかく「恐怖」がく〜(落胆した顔)に似た感覚を覚えます。
私は一時的だけど、永続的に杖を使用する人にとっては、これはなれたものなのでしょうか?
自分で杖を頼ることになって初めて気が付きました。
雑踏怖いよ。無秩序に歩く人ごみも怖い。
いっそ手すりをアーケイドや駅構内の通路の端とかにつけて、シルバーシートならぬシルバーレーンみたいなのを作ればいいと思う。
そうすれば、お年寄りの事故とか防げるだろうし、杖や車椅子の人も楽になるだろうし、他の人もそこをさけて歩くことで「前遅いっ!」といらつかなくていいと思う。
しかし、バリアフリーとかいろいろ言われてますが、しみじみそれは大嘘だと感じてます。
それならせめて、どの出口へ向かう階段なんかにエレベーターを併設するかして欲しい。湘南新宿ライナーの新宿駅での乗換えなんて最低ですよ。ホームの端まで歩かなきゃならんうえに通路へは階段のみ。もうちょっとあちこちの通路とか出口を整理して、分かりやすく、かつ「どこへ向かうにしても制約が無い」本当のバリアフリーを実現して欲しいものです。
「え~とこの駅では、この改札使えばエレベーター使える。そんで乗り換え駅のホームのエレベーターは確か○両目あたりだから、○出口に出て、その出口だと直接はいけないから、○○アーケイドを通って、○改札口に出て、そこからエスカレーターだ。」とかじっくり考えてからでないと電車にもおちおち乗れないってのは非常に不便です…
オリンピック招聘なんかどうでもいいから、先進国として恥ずかしくないバリアフリーを実現して欲しいもんです。
そうでないと、あまりに疲れすぎちゃう。移動だけで疲れきって、本来の目的である仕事とかなんかのための余力なんか残ってないって状態になっちゃうよ。
それじゃあ本末転倒でしょう。
「人に優しい」=「お偉いセンセーのお財布、とか、元気有り余ってる人にのみ優しい」じゃあ、なんかおかしいよ。
本来「優しくされてしかるべき人が優しくされる」「福祉国家として当たり前にどんな人でもごく普通の生活を送れる」そんな国が、「美しい国」なんじゃないのかなあ…
昨日、今日の通院+αですっかり疲れてきって食欲もまともにおきない状況になったワタクシです。
※そして、新宿、魔の5番線ホームからあずさに乗って蓼科までえっちらきたです。
疲れた……もうやだ〜(悲しい顔)

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