お墓参りと古着物工作

先週、ようやく祖父母のお墓参りに行ってまいりました。
祖父母不幸者でごめんなさい>おじいちゃん、おばあちゃん
我が家の祖父母sは父方、母方ともに同じお寺さんが菩提寺なので、お墓参りがいっぺんに済んじゃうという、ある意味ラクチンなところ。
今回は母方の祖父母への初めてのお墓参りでした。
長らく行かれなくてごめんなさいですもうやだ〜(悲しい顔)
久々にお墓参りしてきて、ちょっとうるうるっとなりましたが、愛犬も一緒に行ったので、感慨に浸る暇なしたらーっ(汗)
それでも、ようやくお墓参りにいけたので、ちょっとほっとしました。
その後、父方のお墓の方へ参りましたが、父方の家のお墓はとても古くて、行年「天保3年」の「熊次郎」さんという方のお墓も残ってました。更に古いお墓は数年前にお墓を直した際にまとめてしまった模様。墓石がなくなっちゃってました。そんなのを見てちょっと自分のご先祖様の来歴に興味持ったです。
そのご先祖様たちの時代から、菩提寺の檀家の集まりの役についてたらしいので、きっと記録が残ってるんじゃないかと思います。
今度行った時に見てみたいなあ、と思いました。
父の実家に行ったら、たぶん倉の中にでもそういう資料があるかも、ですね。
そして、ただ今、古着物と格闘中。
母方の祖父母(更に曽祖父母)の遺品として、様々な着物、羽織、帯、袴などなどが母の実家に残っているのですが、それらを大整理中。すごい大島とか総絞りとか名古屋帯とか金糸銀糸を織り込んだ西陣織とか、もうすごいんですよ。
総絞りの絹のお召し 羽織裏の模様

母方の曾祖母はすごくお洒落でモダンな方だったらしく(渋沢栄一とかとも交流があったらしい)、ため息が出るような織り物がたくさん残ってるんですね。
祖父もお洒落だったので、羽織裏が洒脱な柄ものになってるのがたくさんあって、「昔の着物はすごいねえ~」と感嘆してます。
その中から、好みの柄とか色合いのものを頂いてきて、(叔母がどうせ箪笥の肥やしになってるんだからどんどん持って行って良いよ!と言うしね。母の実家でもうちでも着物を着る人いないし)、ただ今、どう弄ろうか母と真剣に検討中です。
とりあえず、袴をひとつ解したんですが、これがまたすごい!
糸とかめっさ丈夫で、丁寧にやれば、切れずにしっかり解して、再利用可能な程。仕立てとか、縫い目とか、随所に昔の職人さんの「技」が光っていて、なんていうか本当に昔の人の仕事ってすごいとため息が絶えませんです。
袴も分解していくと、腰の部分とかに裏が当ててあるんですけど、それが昔の和紙だったり、新聞だったりするんですね。
その袴の場合「昭和7年」という日付の新聞が出てきましたよ。
袴は少しも傷んでいなくて、折り目もしっかりついてるし、糸も再利用可能なほど。半世紀を経ても尚十分に着られる服っていうのはすごいと、しみじみ思いました。
今の洋服で果たして、そんなに「着られる」服ってあるだろうか…。昔の人の技は「エコ」にも通じるんだなあと、感じ入りましたです。

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