ヒロシマ・ナガサキの認識

真面目な話題です。
でも、あくまで私の感想という所感です。
人にはそれぞれ立場と感情と建前があって、視覚器官が同じものを取得しても、認識及び処理器官である脳は、千差万別の結果をもたらす、ということも一応述べておきます。
今日はヒロシマの日でしたね。
所謂、「世界で最初に核兵器が(実戦で)使用された日」。
折りしもこれに合わせて、NHKで特集番組が組まれているのを見ました。
「原爆を持って日本を戦争の被害者として見るのは間違っている」という意見も「原爆投下は正しかった」という意見もありますが、あの戦争終結から100年たっていない今、かさぶたが生々しくてお互いに引っ掻きたくない、というのが本当のところだと思います。
そんな中、今年、何故か米国で「日本に対する従軍慰安婦に関する非難」が正式に可決されました。
なぜ米国で?と疑問に思う事しきりです。
賠償責任うんぬんって、米国は沖縄で未だに頻発する米兵の暴行事件について賠償しているのでしょうか?していないですよね?
日本が(米国が払うべき)賠償金を払っているわけですよね?その事をどう思っているのでしょうか?
チャンチャラおかしくて鼻で笑っちゃうよ、というのも間違っているとは思いますが、著しく公平性を欠いた実に米国らしい一方的な「自己中心的正義」の押し付けではあると思います。
この決議の影には中国のロービイスト集団の存在があるといわれます。そして大きな(選挙)資金の流れも。
来年の北京オリンピックに向けての何かのアピールと、後は自国の政治的不満をすぐに日本へのわけの分からない物言いで発散させようとする、「社会主義国」のすることは良く分かりません…
賠償って、日本が中国、韓国に対して支払ったODAの金額がいったいいくらになるか知ってるのでしょうか?
毎回、この問題が出るたびに不思議でしょうがありません。
日本はODAという形で巨額の賠償金を戦後50年以上払い続けてきたのです。その資金の分配が自国の中で正しく行われなかったことは日本の責任なのでしょうか?
まあ、それはおいておいて、原爆投下というかさぶたから目をそらしている米国が、なぜ日本のかさぶたをわざわざ引っ剥がして塩を塗りつけて、「同盟国」と言って巨額の「同盟国としての思いやり予算と無償供与」まで徴収するのでしょうか?
日本がお人よしすぎるのか、良く分かりませんが、中国、韓国の物言いにも反論せず、米国の押し付ける意味不明の「非難」に対しても抗議しないのでしょうか。この原油高沸の最中、インド洋での原油無償提供にはいったい幾らの税金が使われているのでしょうね。
戦争というのは理不尽なものなのだ、と言われるのを良く聞きます。
不思議の国、ニッポン。
唯一の被爆国であり、第二次世界大戦の敗戦国。
ヒロシマ・ナガサキの国。
本当に戦争は理不尽ですね。
戦後62年という年月の中で、ニッポンは、私たちは何をどう「先進国」になったのか、考えるのも必要かもしれません。
NHKの特集で原爆の数十倍あるいは数百倍という威力のある核兵器と、テロリストが携帯しうる核兵器の脅威と、その被害予想をCG化していました。
テロリストでもテロ国家でも、先進国でもなんでもやることは結局一緒で、もたらされる被害も一緒です。先制攻撃で相手を核攻撃しても結局仕返しされるのが核戦争だと、冷戦時代に学んだんじゃないのでしょうか?
ニッポンも不思議な国だけど、USAも不思議な国だと、最近とみに思い始めました…

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