最近、あちこちで見かける「なぞり書き」もの。
徒然草、日本の歌、写経(般若心経)、漢詩、奥の細道などなど。
いろいろ出てますよね。更には塗り絵まででているですね。
写仏からまんだら塗り絵、名画塗り絵などなど。
塗り絵はなんですが、読みながら名作を読むというのはなんとも懐かしい勉強を思い出させてくれて、ちょっとノスタルジックな気分がします。
母がちょっとハマっているのを見て、「母もすなるなぞり書きなるもの、我もと思いたちて…」というわけで、「漢詩」と「写経」を買ってみました。
「写経」の方は有名な某川島先生の監修で高台寺の住職さんが書かれた「般若心経脳ドリル 写経と読誦」を。「漢詩」の方は「えんぴつで漢詩」をゲットしました。
漢詩の方は、鉛筆、鉛筆削り、消しゴム、厚紙の下敷きつきです。
鉛筆はなんと4Bです。スケッチで使うような柔らかい芯ですよ。すごいなあ。これなら文字を流麗に書けるのでしょうね。
手が真っ黒になりそうだけど…。
写経の方、早速読誦してみました。が、お坊さんのようにきれいなリズムでなかなか読めませんね。しかし、現代語訳が付いているので、これを読むと内容がすごく奥深く哲学的な事がしみじみ分かります。
私、仏教徒ではないですが、う~~ん、と唸りました。奥が深いというか、心にひびきますねえ。さすがです。読むのにつっかえはしないのですが、やはりあの歌うような感じのリズムが出ません。こればっかりは練習なのですしょうね。頭の体操(コーディングとは違った気分転換)に暗記出来るように頑張ろうと思います。
漢詩の方は高校時代に暗唱させられたのを意外にも覚えているようで、懐かしいです。これもテンポが美しく、良いですね。
本当は万葉集が欲しかったのですが、なかったので敢えて百人一首を選ばずにこちらを選びました。
昔の文学に良く「○○は、李白を啄んだ」とか出てきますが、そこまで行かずとも、なんかの時に思い浮かべられるようになると良いかもですね。
次は是非「万葉集」を出してほしいものです。
日本書紀はなんですが、枕の草子とか、紀貫之の作品とか出してくれるとこれも風情があって良いかも…
学生時代は、古文すごく苦手で、「だからなっだっつ~のよっ!」といらいら読んでましたが(漢文は好きでした。白文に返り点とか打つの得意でした(笑))、今読むと面白いですね。風情が分かるようになった私は少しは成長してるのでしょうか…
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