とりあえず、Syncも出来て、電話帳やら予定表やらPIMデータを放り込むことが出来たので、次はアドエス(Advanced/W-ZERO3[es](WS011SH))を使いこなすためのアプリです。
自分的にさっと情報収集してみました。
まず、最初の資料はここ→ASCIIのW-ZEROファンサイト
そこから飛んでここ→Smart-PDA.net
ファンサイトの方は必須アプリとかいろいろ見てみましたが、どれも旧モデルを基準としてるので、なんとなくしっくり来ない。
とりあえず入れたのは、電子文庫関連の、「青空子猫」と「PocketSkyView」。
「PocketSkyView」は確かに青空文庫(著作権が切れた名作などを電子化して公開しているボランティアによる運営サイト。膨大な数の本が電子化されていますので読書家の方は必見!意外な名作に出会えるかも。)を常日頃から愛読してる人にはとても魅力的なアプリだと思います。作者DB、書籍DB、そして作品と順に落としていけるのも回線が細いPHSを使う上ではありがたい心遣いです。
ただ、出来れば外部メモリ(マイクロSD)を入れてから使う方が良いでしょう(とは言えテキストデータとルビとかのみのファイルなのでファイルの大きさ自体は小さくメインメモリでもとりあえず使ってみる分にはOKです)。
そんな感じで、あまり参考にはならなかったので、改めて自分的には何が良いか考えてみました。
まず、長年使ってきた最低限でもCLIE相当の役割を果たしてくれないと意味が無い。
1)PIMとして「使える」(Agendus相当の機能)
2)テキストやWebから落とした文章とかをオフラインで読みたい(PookPlus相当の機能)
3)手書きメモが使える(これはおまけ)
上記三つでしょうかね。
Office関連は重いので最初から使う気がしません(いっそ削除しようかと思うくらい)。それよりテキストで編集して、外部メモリに放り込んでおいて、後からPCで加工した方が断然早いので。
それを考えると、まずは懐かしのこれが候補に入ってきました。
「WZモバイル」(ビレッジセンター)
WindowsCEハンドヘルドを使っていた人ならおそらく誰でも知ってるのではないかと思いますが、有名なアプリです。
大昔のVZから進化して、WZとなったエディタのCE版として、何より「これさえあれば使える」アプリとして、ハンドヘルドPDAユーザ必須アプリでした。
使いやすい強力なファイラと一体化したエディタとメーラ(懐かしのNifty-Serve対応だったりする)、そしてCライクなプログラミングまでOKという万能ソフトでした。
これが、W-ZERO専用アプリとして、オンライン版として販売されているのが「WZモバイル(オンライン版)」なのですね。
これは元々便利だったファイラとエディタとメーラのほかにRSSリーダもついて高機能化して、更にオンライン版のみということで安くもなってる模様。まずは全機能を30日間無料で体験利用できるのでそれで自分にフィットするか試してみるべし!
ちなみにお値段は\3,150です。長い間、CEユーザの間で使い込まれてきて、様々な工夫が重ねられてきてるものですから、このお値段分の価値は十分あると思います。(ただし、あまり使い込まない人には不要かもしれません。そういう人はそもそもOfficeも使わないと思うけど…)
そして、問題のPIM。
やっぱり使い勝手と、慣れている感覚で「Agendus for Windows Mobile Pocket PC Professional Edition」($24.95)かなあ…と思ってます。
これも試用が可能なので、まずは使ってみるべしっ!
ちなみに、Agendus for Windows MobileにはPocketPC版とSmartPhone版がありますが、アドエスはWindowsMobile6.0ClassicなのでPocketPC版になります。Proの機能が不要の方にはStandard版とかもありです。
価格は$24.95=\3,000弱で、サイトは英語ですがアプリは日本語対応していますので、ご安心を。(マニュアルは英語のみですが…)
ちなみに、お値段の方もセールとかなんとかやら最初に試用してユーザ登録しておくとクーポンが使えたりして、安くなります。
(ちなみに私はPalm版ユーザなので半額クーポンが使えるようです。$12.95=\1,500位ですね。十分それだけの価値ありです)
というわけで、まずはこの二つを試用してみて、使い勝手次第で購入しようと思います(多分買うな…)
他に、使いにくてしょうがないショートカット(Palmとか携帯みたいに各アプリというか機能を使用するためのキーがあれば良いのに…)とかの使い勝手(これは常にキーボードを広げて使うか否かによって、どう解決するかが変わってくるかと思います)は今後いろいろ試行錯誤予定。
SDKとか一応公開されている模様だけど、どうなんだろうか…
.NetCompact対応なので、その上で作ればいいのかなあ。まあ、この辺は今後弄ってみようと思います。
そして!!
これ、とにかくキズ付きやすそうな筐なので、カバー必須ですね。
カバーは「まもるくんシリーズ」というのが私的には良い感じっぽいですね。(これとか→クリスタルホワイトまもるくんクリスタルモデル¥3,675)
この「まもるくんシリーズ」いろいろと色や感触のものがあるようなので、是非見てみてください。→メーカー直販サイトのアドエス用コーナー(「まもるくんWebSite」)
※このまもるくんシリーズのアドエス用はネット通販でしか購入できないようですが、ドコモ用とかはヨドバシカメラ新宿西口店とかでも販売してるようですので、色とか材質毎の感触とかはここらで見てみるといいかと思います(私はそうしようと思います)。
なんだか長くなってしまいましたが、アドエスを使いこなすには、
1)専用ケース(液晶保護シートはデフォルト)
2)使いやすいスタイラス
3)使いやすいPIM
4)使いやすいファイラ兼エディタ
この四つが必須かと思います。いずれもデフォルトでは付属していないし、ウィルコムストアでも販売していないので、現状では自分で後から自分なりに追加購入が必要かと思います。
上記四つ、私なりに使ってみて、どんな感じだったかはまたレポしま~す。
参考までにプリインストールされてるアプリについて。
まず、ブラウザ。Operaがデフォルトブラウザになってます。さすがシャープ、この辺りはLinuxベースのザウルスの資産でしょうか。
このOperaが立ち上がりこそちょっともたつきますが、意外にもサクサク動作します。
ちなみに私はデータ定額コースで×4(フレックスチェンジ)で繋ぐわけなんですが、バリバリに画像やらがあるものはダメですが、Yahooとかなら意外にサクサク繋がって、びっくりです。
そして、更に無線LAN(自宅内LAN IEEE802.11g=最大54Mbps)に接続してみると、若干のもたつきはありますが、違和感無くサクサクつながって、回線とハードの齟齬がない感じで、十分「使える」感じです。ただし、タブを増やしていって、8つ位になると裏で走ってるものにもよりますが、メモリ不足で落ちます(タブブラウジングをオフにすることは出来ません)。(ただ、ショートカットが効かない、アプリの切替が面倒、というのは、これはアドエス自体の操作性の問題だと思う。後、決定的に使いにくいのが「ESC」キー。これ押せませんよ。ファンクションキーと一緒にTabキー押すんですが、同時押すのには二つまとめて押すしかない位。これは非常に使いにくいです)
更にメーラはW-ZEROメールというのがありますが、自然に立ち上がるのはOutlookです。まあ、これは致し方ないかな…
IMAPにも対応してるので「.Mac」アカウントをメインにしている私には良いです。(設定も大手プロバイダ関連はほぼ自動でやってくれるのは良いです)
ちなみに、W-ZEROメールでないと所謂ピッチメールは受信できません(Outlookもなにやら設定を弄れば可能らしい)。
予定表はこれもOutlookなんだけど、Today画面以外は致命的に使いにくいです。特にこれまでPalm使っていた身には苦しい…
いろいろ弄れば、使いやすくなるのかもしれないけど、予定の中身が分からず時間帯だけ表示されるのとか、月間画面のわけの分からなさにはもうお手上げです。
これじゃあまともにPIMとして使えません。
いろいろ改善されているらしいけど、Palmで使っていたIambicのAgendusの便利さになれちゃってる身には非常に辛い…。